いきなり旅行記

Spontaneous Travel Diaries
観光名所、珍スポット、ローカルグルメ…記者が思うままに綴る。

バッミーゴレン(180ペソ)とサテ・アヤム(5本175ペソ)。 豚肉のサテ・バビもある

幻の「プラナカン料理」を求めて
秀逸のインドネシア料理に出会う

Chasing ‘Phantom’ Peranakan Food
Discover Fantastic Indonesian Food

エステール (150ペソ)。 ハロハロと 食べ比べてみたい

マレーシア、シンガポール、インドネシアといったフィリピンの近隣国には「プラナカン(Peranakan)」と呼ばれる人々がいる。マレー語で「その地で生まれた」という意味を持ち、16世紀頃からマレーシア周辺地域に移住した中国にルーツを持つ移民の末裔(まつえい)を指す。中華系移民と現地マレー人と間に生まれた子がプラナカンであり、男性をババ(Baba)、女性をニョニャ(Nyonya)と言う。プラナカンは独自の文化を持ち、その料理は中華、マレー、インド、ポルトガル、オランダ、英国などからの影響を受けている。プラナカン料理はニョニャ料理とも呼ばれ、マレーシアやシンガポール、インドネシアには専門店がある。
これらの国に近く、中華と西洋の影響を受けてきた歴史はフィリピンも同じである。なのでマニラにもプラナカン、ニョニャ料理店があるはずと思い、ネットで探してみた。すると、ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)にあった人気店はすでに閉店し、同じくBGCに別の1軒「バッミー・ニョニャ(Bakmi Nyonya Authentic Indonesian Cuisine)」という店があることがわかった。私はマレーシアのマラッカやシンガポールでプラナカン料理を食べたことはあるが、インドネシアのは未体験。期待に胃袋を躍らせ、6月初旬に行ってみた。

プラナカン? それ何ですか?

店のメニューにプラナカン料理と書かれていないので、店員に聞くと「プラナカン? それ何ですか?」と逆に聞かれた。店名のニョニャはインドネシア語で「夫人、妻」という意味で、バッミーは麺料理とのこと。ここはプラナカン料理店ではないらしい。がっかりしながらもインドネシア料理を注文した。甘口醤油味の炒麺バッミーゴレン、ピーナッツソースで食べる鶏胸肉の串焼きサテ・アヤム、デザートにジャックフルーツとココナツたっぷりのかき氷エステール、どれもおいしい。プラナカン料理目当てに来たことを忘れたほどに。
後日、会社でフィリピン人の同僚にプラナカンについて聞いたが知らなかった。マレー系のルーツがあるフィリピン、そして世界最古と言われる中華街ビノンドもあるマニラななのに、なぜプラナカンの人々と文化は見られないのか。これは文化人類学の研究テーマになるのではないだろうか。(T)

 

BGCのフード
コート「イーデン・フードモール」にあるバッミー・ニョニャ

Bakmi Nyonya
Eden Food Hall, 32nd St., BGC, Taguig City

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