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長崎にフィリピンから信者75人が大規模な巡礼へ (6月27日号)

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 キリスト教布教や弾圧の歴史、世界遺産登録を目指す教会群などで知られる長崎がいま、フィリピンで注目を集めている。7月には、フィリピン・カトリック巡礼協会(ACSP)が長崎を訪れ由緒ある教会を巡る巡礼を実施予定で、フィリピン各地から75人が参加する。長崎へのフィリピン人によるこの規模の巡礼は初という。巡礼に際し、首都圏マカティ市では26日、巡礼に参加する信者約20人を対象に説明会が行われ、長崎から教会関係者2人が来比した。
7月中旬に6日間の日程で行われる長崎巡礼ツアーには、同協会会員の神父や教会関係者、信者75人がフィリピン各地から参加。ルソン、ビサヤ両地方だけでなくミンダナオ地方カガヤンデオロ市からも29人が参加し、大浦天主堂(長崎市)や平戸ザビエル記念教会(平戸市)など教会12カ所を巡る。
長崎では、フィリピン人で最初の聖人となった聖ロレンソ・ルイスが1637年に殉教しており、長崎に来た宣教師も多くがマニラ首都圏を経由して渡来しているなど、キリスト教にまつわる長崎とフィリピンの歴史は深い。
長崎ではフィリピンのカトリック系高校の研修旅行なども実施されており、キリスト教の歴史を通したフィリピンと長崎の交流の増加が今後大いに期待される。      (冨田すみれ子)

性の多様性を呼び掛けるLGBTレインボーパレードに6000人 首都圏マリキナ市 (6月25日号)

LGBT社会運動を象徴する虹色の旗を掲げ歩く参加者=6月24日午後3時ごろ、首都圏マリキナ市で冨田すみれ子撮影
LGBT社会運動を象徴する虹色の旗を掲げ歩く参加者=6月24日午後3時ごろ、首都圏マリキナ市で冨田すみれ子撮影

 同性愛者や両性愛者など性的少数者(LGBT)に対する差別に反対し多様性を呼び掛ける「メトロマニラ・プライド・フェスティバル2017」が6月24日、首都圏マリキナ市で開かれた。LGBT団体「メトロマニラ・プライド」が主催し、LGBT社会運動を象徴する虹色の旗を手にした参加者約6000人が、市役所周辺を行進した。
「LGBTプライド月間」の6月は世界各国でLGBTパレードが開催されており、フィリピン国内で最大の同パレードは今年で23回目の開催となった。今年は国内外の企業や団体140も参加。毎年規模が拡大しているという。昨年に引き続き、米国、英国、カナダの大使館や欧州連合(EU)からも職員と家族が参加した。
今年のパレードのテーマは「共にこの場所に集う」。LGBT当事者だけでなく、家族や友人、職場の同僚などが多様性に理解を示し、共に声を上げるという意味を持つと主催団体は説明する。10〜30代の若者を中心に、パレード開催趣旨に共鳴する人々が首都圏各市から集った。
差別のないフィリピンを目指し包括的差別撤廃法案などの法案も提出するホンティベロス上院議員もパレードに駆け付け「学校でジェンダーを理由にいじめられている子どもたち、そして差別を恐れここに来ることができないLGBTQのために皆で行進しよう」と、虹色の旗を片手に参加者に呼び掛けた。
一方、「差別に終止符を」「愛は平等」などと書かれたプラカードを掲げる参加者を横目に、LGBTに反対するキリスト教団体関係者約10人が、パレードに抗議した。
(冨田すみれ子)

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