フィリピン留学記 「私はフィリピンの大学1年生」

写真の上から2列目左端が私です

アダムソン大学 須貝京子

____早稲田大学を3年で休学し、フィリピン留学を決意。マニラ市にあるアダムソン大学で現在、大学1年生としてマスメディアを専攻しています。1学期終了後の夏休み期間で、まにら新聞社でインターン生としてお世話になり、ちょうど2学期を迎えたところです。

____アダムソン大学には留学生プログラムがないため、現地の学生と同じように授業を受けています。でも有名大学と比べると留学生の人数が少ないこともあり、現地学生との交流を楽しむことができます。

____フィリピンの大学1年生は平均17歳。1年生は必須科目があるため、毎日だいたい同じクラスメートと共通の授業を受けることになります。日本の高校のような感覚です。
授業は基本的に英語で行われますが、時々タガログ語も混ざります。私が理解できてないことに気づいてクラスメートが通訳してくれたり、先生に私の存在を主張してくれたりします。クラスで唯一の日本人ということもあってか、いつも周りの友達が親切に世話を焼いてくれます。

____1学期が始まってまもない時のこと。その日は必須科目の理科の授業だったのですが、先生がなかなか来ませんでした。大学のシステムとして15分たっても先生が来なかったら授業は休講となるらしいです。時間が経つにつれてクラスは盛り上がり、カウントダウンをし始めるクラスメートも。しかしギリギリで先生が現れ、その日は休講にはなりませんでした。そして行われた抜き打ちテスト。理科特有の専門用語に加え、なまりの強いアクセントをもつ先生の説明を聞き取ることもままならず、返って来た答案用紙には「6点」と書かれていました。「帰って復習すればいいや」とテスト用紙をしまおうとしたら、なんと自分の得点を順番に発表するよう言われたのです。どうしようもないので、恥をすてて自分の点数を口にすると、あまりに低いので信じられないのか、先生に2度も聞き返されてしまいました。

____授業中に周りを見ていると自分を表現することに恥ずかしいという意識を持っている学生は少ないように感じます。堂々と間違った答えを言っても、誰も囃(はや)し立てないし、本人もそんな気にしていないようす。イベントには全力で取り組むし、そういうフィリピン学生のスタイルはとても好きだなと感じます。日本の学生生活では、グループワークをするにしても本気で取り組むのをだるがったりする人がいたり、真面目な学生が浮くようなことはまれじゃなかったですが、そういうことがここでは一切ないのは、彼らが素直なだけなのか、それとも国民性なのかわかりませんが、勉強しやすい環境だなあと感じています。(続く)

◎ Navi Manila Vol.27 より

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