プエルトガレラ 釣り日記

初心者でも気軽にフィッシング
By マイク白石

大型回遊魚を狙い、
プエルトガレラでトローリング

シイラを手にする筆者
シイラを手にする筆者

前回、前々回と家族連れでも楽しめる流し釣り、中深場釣りをご紹介しましたが、今回は、より大型の回遊魚を狙うトローリングを紹介したいと思います。
トローリング―ボートと最も相性のいい釣り
トローリングとはルアー(疑似餌)を生きた魚類に見せかけ、船で曳きながら魚を釣るボート釣り・ボートフィッシングのひとつです。トローリングはボートと最も相性のいい釣りとも言われています。ボートは停止している時よりも走っている時の方が安定もよく、
また釣りもしやすいからです。
トローリングならポイント探しに困る事も少なく、沖合でも目でポイントを探す事ができます。潮目や漂流物、「ナブラ・トリヤマ」といった海面の変化を見つけられればそれがそのままポイントになります(右参照)。あとはルアーを流してクルージングしながら目を凝らして、魚が食いついてくるのを待っていればOK です。
魚の大きさよってトローリング法が区別
トローリングは対象魚の大きさの違いによって「ライトトロ―リング」と「トローリング」に区別する事ができます。その境界は20㌔前後といわれています。ライトトローリングとトローリングとでは 使用するラインの太さ、リールの大きさ、ロッドの硬さ、ルアーの大きさ、などが違ってきます。5㌔未満の魚を対象とする「ウルトラライトトローリング」というカテゴリーもあります。
当地プエルトガレラは島々に囲まれた内海、海峡のためライトトローリングがメインになります。それでも時々100㌔超えのカジキやキハダマグロが釣り上げられています。
当地でのトローリングの対象魚は、マグロ類(キハダ、メバチ、ビンナガ、コシナガ、メジなど)、タニギ(ヨコシマサワラ、カマスサワラなど鰆の仲間)、カツオ、シイラ、クロカジキ、マカジキ、ヒラマサ、カンパチ、ツンブリ、ロウニンアジ、カスミアジetc…..です。
多種多様なルアー(疑似餌)
トローリングに使用するルアー(疑似餌)ですがこれは本当に型、色、大きさなど多種多様です。これらのルアーを1個~数個、1本~数本のトローリングロッドにセットして船を流していきます。

ルアーの種類

*ラパラと呼ばれる魚の形をした疑似餌(リップの角度や大きさ、ボートのスピードによって潜行深度が変わります)
*ヘッド(プラスティック、ステンレス、白蝶貝・黒蝶貝・メキシコ貝・アワビ貝などの天然貝、牛角など)に、イカベイト・タコベイト・フェザーなどをセットしたもの
*弓角 *フェザーベイト *かぶら *ジグヘッド
*シャビキ *バケ *クルクルetc……

ナブラやトリヤマ、潮目でポイント探し
ナブラやトリヤマがたっていればヒットの確率が高くなります。ただ、ナブラの中心に直接突進するのではなく、遠くから回り込むように近づくことです。魚を脅かさず、群れを散らさないように外周から攻めていくことが、魚をより多く獲るためのコツです。ナブラを発見したら、移動する方向を良く見極め、予測して先回りするのが鉄則です。船尾後方にあるルアーがちょうどナブラの先頭に差しかかるタイミングがベストです。ナブラに遭遇するとダブル、トリプルヒットとバタバタと釣れることがありますが、そんな時でもナブラの進行方向を見失わないように気をつけてください。
またナブラやトリヤマが見られないときには、潮目を中心に、なるべくジグザクに船を流していきます。魚は潮上に頭を向けてエサをとる習性があるので、潮流があるときは潮下から潮上に向かって流すのが基本です。
とはいえ、潮下に進んでいるときにもヒットすることがあるので、潮流が一定のポイントでは潮と平行に往復するのがセオリーです。
日本漁師さんの「太陽を背にして曳け!」
また昔から日本の曳き釣り漁師さんたちの間では「太陽を背にして曳け!」と言われてます。諸説がありますが、魚にはまぶたがないため、太陽に向かって流すとまぶしくて魚がルアーを見つけにくいと言われているので、太陽を背にして流すと良いかと思います。
また流木、流れ藻などの漂流物も回遊魚の好む要素です。ゴミの多い潮目ではゴミの隙間を縫うようにジグザクに進むとトラブルを避けやすいですが、潮目は条件の異なる潮なわけなので、水温の高い側やトリの多いほうなど、条件の良い潮を集中的に流すのも手です。

潮目
塩分濃度や海水温、潮流の方向など潮境付近などの海面に見える潮流の境目のことです。潮目にはプランクトンやゴミが集まる性質があり、大型のフィッシュイーターが潜んでいる可能性が高いのです。
ナブラとトリヤマ
マグロやカツオなどのフィッシュイーターが小魚を水面まで追い込み、水面はさらに上に逃げようとする魚でバシャバシャとなり、これを「ナブラ」といいます。今度は鳥が集まってくることを「トリヤマ」といいます。食べられる魚にとってはまさに地獄絵巻。魚を食べる魚と、鳥と、釣師にとってはパラダイス状態です!

「パパルトック」「マカレーナ」などの当地漁法
トローリングスピードは4~7ノット(時速7キロ~13キロ)が標準的で、潮流や波などその時の海況に合わせてルアーが最もよく動くスピードで流すことが大切です。自分はアメリカンスタイルのトローリングに加え、日本プロ漁師仕様の潜水板、ヒコーキ、ラビット、バクダン、アウトローバー、ビシマなども併要してトローリングを楽しんでいます。また、擬餌針を15本ほどフロートにセットして、ナブラに向かって猛スピードで突っ込んでいく当地では「パパルトック」と呼ばれている漁法や、「マカレーナ」と呼ばれる300㍍以上ものラインに30本以上の擬餌針をセットした漁法も楽しんでいます。
海に感謝! 魚に感謝! 海三昧の毎日に感謝です!    (ご愛読ありがとうございました)

プエルトガレラは欧米人も多く訪れるリゾート地です
プエルトガレラは欧米人も多く訪れるリゾート地です

 

マイク白石

プエルトガレラの海とフレンドリーンな人々に魅せられ2002年より住み着く。ダイビングインストラクター、フィッシングガイド、漁師として海三昧の日々を送っている。プエルトガレラホワイトビーチに在住。
Puerto Galera Ocean Club &Summer Connection Beach Resort
Tel:(0939)550-0007,(0917)981-0077 E-mail:pg_ocean_club@yahoo.co.jpプエルトガレラの事なら何でもお気軽にお問い合わせ下さい。

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