本物の芸術体験を子供たちへ

セブ補習校ミニコンサート by: 蝶谷 正明(セブ日本人会)

毎週土曜日の午前はセブ日本人補習授業校で授業があります。
現在61名の小中学生が日本の教科書で学ぶ教科書クラスと日本語を学ぶ日本語クラスに分かれて学習しています。
9月8日の3時間目はいつもとは違い特別な時間でした。大阪音楽大学の松田淳一先生のグループが子供たちの前で生の演奏をしてくださいました。

ヴァイオリンとビアノ、クラリネット、声楽、さらには楽曲を交えた読み聞かせ。青森の民謡に始まりツィゴイネルワイゼン、イタリア歌曲、ハイドンの「おもちゃの交響曲」等々が目の前で演奏され、子供たちの琴線に触れます。
「おもちゃの交響曲」では3名の低学年の生徒が飛び入りで一緒に実際のおもちゃの楽器で協奏です。最初はおっかなびっくりだったのが、間もなく自信にあふれてバイオリンやピアノのプロに伍して高らかに笛や打楽器?を鳴らします。補習校講師の中原先生のクラリネットや独唱にも子供たちはビックリです。
読み聞かせも一方通行ではなく子供たちが一緒に歌ったり、問いかけに答える双方向です。
クラシックのコンサートは初めての子供も多く、行儀よく聴いていられない生徒も少なくありません。隣とおしゃべりしたり体を動かしたり、落ち着きませんが、彼らの耳には必ず音色が伝わっています。
松田先生も「お行儀よく座って演奏を聴く必要はないよ。緊張して聴いたって面白くない。」とのアドバイスでした。
セブではまだまだ、このような本物の演奏や声楽に接する機会は少なく、貴重な体験でした。補習校では8月には元劇団四季の女優さんの歌唱の会、マニラ日本人学校の先生による和太鼓講習など様々な文化を子供たちに提供できるよう努力しています。

 

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