尊敬表現 Poとho

みなさん、こんにちは!Kumusta kayo? 今回は尊敬表現のpoとhoについて寄せられたご質問に回答します。

質問①  タガログ語って、丁寧に言うときpoをつけますけど、あれはどんな文章の後にポをつけても丁寧になるんですか?いったいどういう時につける物なんでしょうか。

回答  はい、poはつければ必ず丁寧な表現になります。ポは最大級の丁寧を表すので、目上の人、高齢者、上司やお客様に対して丁寧な表現をしたい場合は、poを使います。よく会社のスタッフなどが、上司やお客様に”Yes po, sige po.”などと言っているのを耳にすると思います。同じくらいの年齢の人や運転手さんなど、必ずしも年上や立場上の目上ではないけれど、丁寧に話したい相手、心理的な距離のある相手にはpoの代わりにhoを使います。でも、同じ世代の人にpoをつけると、年寄り扱いされているようで嫌だという人もいます。
「ポ」は必ずしも文章の最後につけるわけではありません。ちょっと文法的な話になりますが、例えば「私たちはアドボを食べました」と言う場合、”Kumain po kami ng adobo” (“kumain”=「食べた」 “kami” =「私たち」)となって、”Kumain kami ng adobo po”とはならないんですね。語順をまちがえても外国人だから許されますが、まず一番最初に動詞や名詞などが前に出て、その直後にpoを付けるのが普通です。二音節の代名詞 “ako” “siya” “kayo” などが文の焦点になる場合、これが一番最初に来て、次にpoが来ます。たとえば「私はフアンと申します」という場合、”Ako po si Juan”となります。しかし動詞や名詞が先に来る場合、こういう二音節の代名詞よりpoが先に来ます。例えば上記「私たちはアドボを食べました」のような場合です。
na(もう)やpa(まだ)などの単音節の言葉が入る場合、これらもpoより先に来ます。例えば”Niluto ko na po ang adobo” (私はもうアドボを料理しました)のような場合です。poを動詞Nilutoの次に入れようと思ったら、単音節の代名詞koと naが入ってしまうので、仕方なくその後に入れるのです。より軽い(音節が短い)言葉が前に出るのが原則ですが、この順序は慣れるしかないかもしれません。それほど難しく考えず、間違えても使っているうちにコツがわかってきます。

質問②  poを付けると丁寧になるのはわかりました。じゃあ、英語の文にもpoを付けたら丁寧になるんですか?「サンキュー・ポ!」とか「グッド・モーニング・ポ!」なんて良く聞きますよね。タガログ語に付けるより使いやすいし、外国人が下手なりにもpoをつけてしゃべると好印象になりますか?

はい、英語に付けても丁寧になります。Poを付けて目上の人への尊敬の念を示したい、という気持ちで好印象を与えられると思います。ただしビジネスシーンではストレートな英語を話す方がプロフェッショナルに受け取られる場合もありますし、poを付けて自分を目下の立場に置くことが交渉に有利になるとは限らないので、無理にpoを混ぜる必要はありません。スピーチなどの最後のMaraming salamat po.(ありがとうございました)はストレートなタガログで、poを付ければ完璧ですね。

文:デセンブラーナ悦子

日英・タガログ語通訳。大阪外大フィリピン語学科卒。在学中にフィリピン大学に交換留学。フィリピン人の夫と1992年に結婚、以後マニラに暮らす。趣味はダンスだが、最近は時間が取れないのが悩み。

 

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