基本情報

マナーや習慣・文化

 ▶ [食事] フィリピンの人たちはスプーンとフォークを使って実に器用に食事をする。ナイフは使わない。スペイン時代にスペイン人が原住民にナイフ使用を禁じたためとも言われるが、きっとスプーンが実用的で「切ってすくう」のにいちばん使いやすかったからであろう。日本人のようにうどんのスープや味噌汁を丼に口をつけてズルズルと音を立てて吸うのは、フィリピンでは犬もしないような下品なマナーだったらしいが、最近では日本食の人気で、フィリピンの人たちもこれを真似するようになった。しかし基本は、スプーンで音を立てずに汁をすするのがフィリピンの正しいマナーのようだ。

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民族について

[フィリピンの民族構成はマレー系が最大] 現在のフィリピンの民族構成は大別するとマレー系、中華系、その他少数民族となる。フィリピン諸島最古の原住民は、狩猟採集や焼畑生活をするネグリト族で、約2万年前にフィリピンが大陸と陸続きになったころに渡来したとされる。現在もルソン島サンバレス州のピナトゥボ山麓に住むアエタ族などはこのネグリト系で、色が黒く低身長で頭髪が巻毛という身体的な特徴をもっている。現在のフィリピン人の多くはマレー系で、ボルネオ島や中国南部などから小船で渡来したといわれている。その後、スペインやアメリカ、中国との交易を経て混血が進み、

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フィリピンの宗教

[アジア最大のキリスト教国フィリピン] フィリピンは、アジア最大のキリスト教国。16世紀に始まったスペイン植民地化とともに宣教師が布教を開始、現在国民の9 割がキリスト教徒といわれている。カトリックがそのほとんどを占めている。各地に古い教会が残り、フィリピン人の一生は洗礼、結婚式、葬式、フィエスタ(お祭り)などキリスト教を抜きにしては語れない。 復活祭(3月または4月の聖週間、イースターサンデー)、万聖節(11月1日、日本のお盆にあたる)、クリスマスが重要な行事であり、信者が教会を訪れ祈りをささげる。

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フィリピンの歴史(マニラ関連年表)

[スペイン探検隊、香料諸島への航路の途上でビサヤの島に漂着] 1521年 マゼラン探検隊長、セブのマクタンでラプラプ軍との戦闘で戦死。 1565年 レガスピ率いる遠征隊がセブに来航、植民地活動を開始 [スペインによる統治] 1571年 レガスピ、マニラを占領 1572年 マニラ-アカプルコ間にガレオン貿易始まる(〜1815) 1580年代 イエズス会士、石造技術を持ち込みサンチャゴ要塞を再建 1582年 ドミニコ会修道士フアン・コボが秀吉との和平交渉のため日本に派遣。日本のイエズス会より11人の日本人キリシタンがマニラのディラオに到着

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フィリピンの政治

[立法府の国会は上・下両院で構成] 上院は定数24人で、単一の全国区から選出。任期は6年で3選は禁止。 下院は定数250人で、うち20%は法律の定めるところにより「政党リスト」制を通じて選出され、残りは219の選挙区から選出(小選挙区)。任期は3年で4選は禁止。 政党リストは、労働者、農民、少数民族、都市貧困層、女性、青年などの各セクターから選出される。

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フィリピンの地理

[7,100余の島々からなるフィリピン] フィリピン共和国(Republic of the Philippines)は7,100余の島々からなる群島国家。このうち4,300余りは、マングローブ樹が茂る石灰岩の小島か岩礁。総面積は約30万平方キロで日本の面積の約8割。南北1,850キロ、東西965キロ、海岸線の長さは1万7,500キロにも達するという。島が多いので、各地のリゾート地では小島巡りのクルーズ「アイランドホッピング」が人気を呼んでいる。 国土はルソン(北部)、ピサヤ(中部)、ミンダナオ(南部)の3地域に大別され、それぞれ歴史、気候、風俗、習慣、言葉、食文化などに特色がある。最北端の島はバタネス諸島で、台湾が近い。

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フィリピンの言葉

[フィリピンには100以上の言葉] フィリピンは、少数の話し手がいる地方語を入れると100以上の言語がある多言語国家だ。地方に行けば島ごとに微妙に言葉が違っていたりする。 主な地方語には、マニラを中心に話されているタガログ語、ルソン島北部のイロコス地方で話されているイロカノ語、ルソン地方のパンガシナン語、同カパンパガン語、ルソン島ビコール地方のビコラノ語、セブを中心にビサヤ地方で話されているセブアノ語、レイテ島やサマール島で話されているワライワライ語、ネグロス島の西側やパナイ島で話されているイロンゴ語、ミンダナオ島サンボアンガ州で話されているスペイン語との混成言語「チャバカノ語」などがある。各地方語は方言というレベルを超えて、まったく別の言語に近いほど語彙が異なっている。

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フィリピンの気候

[フィリピンの気候] マニラ首都圏のあるルソン島は季節風の影響を受け、雨期(6~11月)と乾期(12~5月)に分かれる。 雨季には何度も強い台風に見舞われて、マニラ首都圏でも毎年、道路が冠水したり停電が続くなどの被害が出ている。 雨期の6月下旬から9月下旬にかけて、ハバガット(Habagat)と呼ばれる南西季節風が吹き込み、台風や低気圧の接近により豪雨をもたらすことがある。逆に乾期の10月下旬~2月初旬は、アミハン(Amihan)と呼ばれる北東季節風が吹き寄せる。

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マニラ首都圏

正式国名:フィリピン共和国(Republic of the Philippines) 首都: マニラ(City of Manila) [マニラ首都圏] 人口: 約1億人(2014年7月時点) 総面積: 約30万平方キロ(日本の面積の約8割)。 公用語: フィリピン語、英語 宗教: キリスト教(カトリック)、イスラム教、道教、先祖精霊(アニート)信仰など 気候: 熱帯モンスーン気候 民族: 大別するとマレー系、中国系、スペイン系、その他少数民族 国旗: 左側に白い三角形、右側が上下に分かれていて、三角形の中に自由を象徴する太陽とルソン、ミンダナオ、ビサヤの3地方を象徴する星が黄色に染め抜かれている。太陽から伸びる8つの光線は、反スペインの戦いに立ち上がった最初の8州を表している。

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フィリピンの経済

▶ [ラーメン店に列ができる「好景気」] 「フィリピン経済は好調」とよく言われる。物価上昇もすごい勢いだ。キハダマグロの切り身1キロが450ペソ(約1,000円)と、10年前の倍以上になった。野菜も米も大幅な値上がりで、給料の上昇がそれに追いつかず、一般庶民の生活は苦しくなるばかりという印象だ。地方に行けばますます失業者が多くなる。国内総生産(GDP)成長率や好景気感とは無縁の人たちは依然として多い。 しかし、マカティ市のモール内などに開店しているラーメン店は、一日の労働者の最低賃金466ペソ(約1,100円)近くもするラーメンに列ができるほど繁盛している。

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