Let’s Go to フィエスタに行こう!Fiestas! シヌログ祭り(セブ市) Sinulog Festival (Cebu)

1月15日(日)

サントニーニョを祝福するビサヤ地方最大の宗教祭り

毎年1月の第3日曜日、セブで開催される「シヌログ」は全国から観光客が訪れる、ビサヤ地方で最大の宗教的な祭りで、規模では全国一。9日間続くこの祭りは「幼きイエス」の聖像、サントニーニョを祝福するもので、セブの下町にあるサントニーニョ教会の野外礼拝堂では早朝の暗いうちから「ノベナ」と呼ばれる盛大なミサが行われる(右上写真)。参加者は赤い服を着せたサントニーニョ像を大事そうに抱えて参加する。 「ピット・セニョール! ビバ・セニョール・サントニーニョ(ようこそセニョール、サントニーニョに栄光を)」のかけ声が教会堂に響きわたる。
ノベナの最終日、カラフルな衣装をつけた高校生ら踊り手たちが、手作りのドラムを力いっぱい打ち鳴らし、トランペットの音に併せて独特のステップで踊るストリートダンスを披露する。このパレードがシヌログのハイライトで、あふれんばかりのパワーだ。ネグロス島やミンダナオ島からもたくさんのグループが参加する。沿道は見物人でびっしり埋まる。パレードの先頭を飾る女性は学校や地元のミスコンの優勝者で、サントニーニョ像を愛でるかのように、ゆっくりした動作で抱擁したり、頭上にかざしたりしながら笑顔でリズミカルに身体を揺する。「シヌログ」の語源は「川の流れのように動く」という意味のセブアノ語で、サントニーニョ像を掲げ、身体を波のように前後に動かしながら舞うのが本来のシヌログ踊りという。サント・ニーニョ信仰はマニラなど各地にあり、セブ市内の教会でサント・ニーニョ像を買い求める観光客も多い。

Viva Señor Santo Niño! 

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サントニーニョ像を手にからだをくねらせながら踊る女性
サントニーニョ像を手にからだをくねらせながら踊る女性

 

サントニーニョは
どこからやってきたの?セブの人たちから崇(あが)められているこのサントニーニョ像、もともとはスペインの遠征隊長、マゼランがセブに持ち込んだ像でした。マゼランはマクタン島のラプラプ王に改宗を強制したことで反発を招き、あっけなくマクタン島の浅瀬で戦死するのです。セブにマゼランの亡骸とともに残されたのがサントニーニョ像でした。
40数年後、マゼラン隊の次にセブにやってきたのがレガスピ遠征隊でした。レガスピはある民家で、きれいな服を着せられたキリストの子どもの木像を見つけたのです。それがマゼランが残していったサントニーニョ像でした。レガスピは大喜びし、さっそく近くに教会を建てこの像を聖堂に安置しました。この教会が現在のサントニーニョ教会になりました。

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サントニーニョ像をもった踊り手の女性と記念撮影

アティアティハン祭り(パナイ島カリボ町)

Ati-atihan Festival (Kalibo)  1月14(土) -15日(日)

派手なコスチュームと飾りつけが人気!
サントニーニョ像を手にリズミカルに町を練り歩く

  アクセス Access

マニラからの行き方:フィリピン航空、セブ・パシフィック、エア・アジアの各航空会社を利用。毎日数往復運航している。所要時間は約70分。

派手なコスチュームと飾りつけが人気!
サントニーニョ像を手にリズミカルに町を練り歩く

パナイ島アクラン州カリボ町で毎年1月の第3日曜日、セブのシヌログ祭りと同じ日に開催される祭り。

13世紀、ボルネオ島民がパナイ島に入植したことで、山に追われたネグリート系の先住民「アティ族」が、山中で生活できず食べ物を求めて村に下り、村人から食物をもらった。そのお礼にとアティ族が村人の前で歌ったり踊ったりしたのがこの祭りの起源とされる。

奇跡と幸運をもたらす「サントニーニョ」(幼きイエス)を祝うお祭り。パフォーマーは全身を黒く塗りサントニーニョ像を手に町中を練り歩く。あまり激しい踊りはないが、赤と黄色を基調にした派手なコスチュームと飾りつけがすばらしい。

このアティアティハンのパフォーマンスは全国的に人気があり、マニラ首都圏のトンドで毎年1月、ブラックナザレ祭りの翌週に行われるサントニーニョ祭りでも、このアティアティハンのパレードがある。
カリボ町はパイナップル繊維「ピニャ」の織物でも有名。町中にある織物工場も見学ができる。またカリボ国際空港はビーチリゾートとして世界的にも知られるボラカイ島の玄関口に当たるので、ボラカイに泊まり、そこからカリボまでの一日観光でフィエスタを訪れるのも

 

s-2いい。ボラカイとカリボ間は車で約2時間。

ディナギャン祭り(パナイ島イロイロ市)

Dinagyan Festival (Iloilo) 1月20(金) -22日(日)

移動式の階段ステージを使ったダイナミックなパフォーマンス、観光省の「ベスト観光イベント」にも入賞

ディナギャン祭りは1月の第4週の土曜日と日曜日、セブのシヌログ祭りとカリボのアティアティハン祭りの翌週にパナイ島のイロイロ市で行われる。セブのサント・ニーニョ像の複製が1968年にイロイロ市のサンホセ教区に贈られたことを祝って開かれる祭り。同時に初期のボルネオ島のマレー系住民が小舟でパナイ島に漂着し、そこに住んでいた先住民であるネグリート系のアティ族と土地の譲渡契約を結んだことを記念する祭りでもある。祭りでは地元の高校生たちが肌を茶色や黒に塗りたくり、ドラムにあわせて踊る。観光省から過去数回にわたり「ベスト観光イベント」に選ばれている。ストリートダンスはもちろん、旧州庁舎前の広場で繰り広げられる迫力満点のグループパフォーマンスが見もの。

土曜日はサントニーニョの恩恵や奇跡のストーリーを躍りで表現する「カサジャハン(Kasadyahan)」と呼ばれる踊りが繰り広げられる。最終日の日曜日には全身に草や葉っぱからとった茶色や黒の天然染料を塗りたくり、ネグリート系の先住民アティ族の格好をしたダンス、「アティアティ(Ati-ati)」のコンテストが行われる。

旧庁舎前のコンテスト会場では、移動式の数段の階段状ステージを使って駆け上ったり飛び降りたりの、躍動感あるダイナミックなパフォーマンスが披露される。

  アクセス Access

マニラからの行き方:フィリピン航空、セブ・パシフィックの各航空会社を利用。毎日数往復運航している。所要時間は約80分。ついでにイロイロからバスで1時間半ほどのところにある世界遺産のミアガオ教会も訪ねてみたい。

◎ Navi Manila Vol.29 より

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